太平丸(タイヘイマル)は、サボテンの一種で、特にその選抜品種である「雷帝(ライテイ)」は、太く黒い刺とマットな質感の肌を持つ、存在感のあるサボテンとして知られています。
太平丸 (Echinocactus horizonthalonius) とは?
太平丸は、アメリカ南西部からメキシコにかけて広く分布するサボテンです。
自生地によって刺の形状や色に個体差があり、その中でも特に魅力的な刺を持つものを「雷帝」と呼ぶことがあります。
乾燥に強く、比較的寒さにも強いのが特徴です。
雷帝 (Raitei) とは?
太平丸の選抜品種で、特に太く黒い刺を持つものを指します。
刺が太く、カールしているものが多く、その姿は「べっこう細工」のようだと表現されることもあります。
刺を楽しむサボテン愛好家に人気があり、高価で取引されることもあります。
成長すると、より一層刺の迫力が増し、風格のある姿になります。
雷帝の育て方 (基本)
日当たり:
日当たりの良い場所を好みますが、真夏は直射日光を避けて、レースカーテン越しや寒冷紗などで遮光します。
風通し:
風通しの良い場所で管理します。蒸れに弱いため、特に注意が必要です。
水やり:
春から秋にかけては、鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は断水気味に管理します。
温度:
寒さには比較的強いですが、霜や凍結の恐れがある場合は、室内で管理します。
用土:
水はけの良い土を好みます。市販のサボテン用培養土に、さらに軽石などを加えても良いでしょう。
その他
雷帝は、実生(種から育てる)で増やすこともできますが、親株の特徴を受け継ぎやすいので、優良な親株から子株を増やす方法もよく用いられます。
雷帝の個体によっては、刺の形状や色、肌の色などに個体差があります。
雷帝の栽培は、ある程度の知識と経験が必要ですが、その魅力的な姿は、サボテンを育てる喜びを一層高めてくれるでしょう。
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